器の収集
森川家で生活利用された器を1箇所の大部屋に纏めます。10年以上使われていない器、
箱入りで未使用の器、日常使いされた器、埃が被った器など、様々な場所に様々な状態
の器がございました。
著しく汚れた器、破損した器はここで弾きます。
分類・データ化
器の種類を元に椀、茶器、酒器、鉢、花瓶、皿、コップ、漆器、ガラス、その他というカテゴリを作り、
SKU、Stock Keeping
Unit(ストック・キーピング・ユニット)という小売業・物流などで使われる
在庫管理方法を用い一つ一つの器にIDを与え分類しました。同一種類で複数枚の器というパターンが多く
管理IDを見るだけで、カテゴリ、サイズ、枚数など、管理状況を把握できるメリットがありこの方法を
採用しております。
器の裏に、与えられたIDをシールに書き込み、大部屋の畳の上に新聞紙を敷き、カテゴリ別に分類します。 この状態で状況把握が可能になります。
器の裏に、与えられたIDをシールに書き込み、大部屋の畳の上に新聞紙を敷き、カテゴリ別に分類します。 この状態で状況把握が可能になります。
器の洗浄
森川器店の器は、特殊な洗浄は行われておりません。全ての器に対して、
中性洗剤で洗浄し、汚れが目立つ器には塩素系のつけおきを台所用漂白剤を
用いて汚れを丁寧に落とします。
全ての器に対して、1回以上の洗浄が行なわれております。
全ての器に対して、1回以上の洗浄が行なわれております。
撮影
年季の入った机で撮影台を作り、一つ一つの器を撮影しました。
撮影を機に器の素材、形状など新しい発見が多かったです。
撮影台の写真にはライトもセッティングされておりますが、全て 自然光での撮影です。
撮影台の写真にはライトもセッティングされておりますが、全て 自然光での撮影です。
ワークショップ
名のある器は、器の底に裏印と呼ばれる製造元が分かる印が押されております。 この裏印の情報を元に、いつ製造され、どのような物語を持った器なのか知る事が出来ます。 しかし、森川邸には裏印も無く、製造した年代も分からない器も約3、4割程ございました。 このような器でも職人の手仕事を感じ、美しく、個性があり、強く存在感を感じます。 このような器に光を当てたいと思い、器の名前と感じた事を器に与えるというワークショップを 行いました。
大掃除
9/29 と10/04 に「森川邸 お掃除ワークショップ」を開催しました。築80年以上の空き家は 床も、柱も、拭いても、拭いても雑巾が真っ黒という、掃除好きにはたまらない大掃除でした。 9/29 は、柱や欄間や襖など、高いところ中心に掃除して、10/04は床中心の掃除でした。