森川器店の目的
空き家の家財道具を整理する時の課題として、行政が提示する食器など器の整理方法は、指定の処分業者による有償の廃棄処分です。 森川邸の器は、時代や職人の物作りを感じる器が多く、一色単に処分するのはすごく勿体無い。 今後の足しにと思い鑑定するのも想像以上に手間が掛かる。 「森川器店」では、この課題を手間とアートの力を用いて取り組みました。
 処分する予定の器を分類・調査・洗浄・名前を付ける、このような工程を行い器に新たに命を吹き込み作品として見ていただきます。 森川いつみさんのご祖母様がお茶の先生をしていた事もあり、器のセレクトが 楽しく、今回気に入った器があれば、購入(ドネーションとなります)できます。

※ドネーションは工事費など、今後の森川邸の活用に使われます。
森川家について
海軍少将だった祖父・森川章(1950年没)が約80年前に当時家族6人でこの地に居を構えました。玄関から右側は私が生まれ育つにつれて増改築された居住 部分で、結婚するまで私はここで暮らしていました。
祖母・森川常葉(森川清楓)は茶道薮内流、池坊華道を自宅で教え、逗子市文化協会の理事及び監事として活動しました。父・森川泰治は 逗子市立久木中学校と沼間小学校で長い教員生活を終えてから逗子市議会議員を一期 務めました。 母・やす子は専業主婦でしたが、料理、編み物、洋裁、リボンフラワー、木目込み人形、着物着付けを習ったり、市内のフォークダンスサークルにも参加し そして今回改めて知ったのは、陶器・食器類、人形などなんとたくさん残されていたことか・・
実家が空き家状態になってほぼ3年。逗子でも空き家増加が問題になっていることは知っていましたが 昨年母が亡くなり悲しみが癒えないなか、「実家を どうにかしなければ」と思いながら 片付けなどなかなか進まない日々を過ごしていました。
そんなとき逗子在住のアーティスト・YABESOYさんから 逗子アートフェスティバルの会場として空き家を探していることを知りました。祖母も父も母も逗子が好き、この家を地元のアートイベントで活用していただければ、きっと喜んでもらえるのでは・・と思っています。
  森川いつみ
基本情報
開催期間:10/10 - 25 (火・水・木:休み)
開催時間:11:00-17:00
同時開催:空き家おくりびと
開催場所: 森川邸(逗子市逗子4−7−54)
google map : https://goo.gl/maps/rZKGbP2Wy41t8x33A
森川邸 アクセス

主催:逗子アートフェスティバル実行委員会

令和2年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業

<お問合せ先>

逗子アートフェスティバル実行委員会事務局

(逗子市市民協働部文化スポーツ課内)

住所 神奈川県逗子市逗子5-2-16

電話 046-873-1111(内線278)

メール info@zushi-art.com